ことだま日誌

やすらぎの会 2023年2月5日

岐阜県の若い失語症者のつどい「やすらぎの会」が、岐阜市民福祉活動センターにて開催されました。私は、言語聴覚士として、失語症意思疎通派遣事業の一環として参加して参りました。

ここ数回は、ゲームっぽい内容が多かったのですが、今回は「くじびきトーク」。

くじを引いて、そこに書いてあったテーマをお題として自由に会話をするというのが、今回のメイン・イベントでした。


今回ご参加の当事者さんは、20人ほど。ご家族とスタッフ合わせると、かなりの賑わいで、始まった当初のことを思うと、感慨深いものもありますね。

皆さん、それぞれの日常の中で感じている様々なことを、トークの「お題」をきっかけにあれこれ交換できたのは、とてもよかったのではないかと思います。
こうした当事者さんや家族さんが集まって話ができることの良さは、なんといっても「ありのまま」を受け入れてもらえる温かさなのではないかと思っています。

「うまく話せない」ということで、他者と会話をすることが億劫になってしまったり、さらにそこから、外出を控えてしまったり…ということも、少なからず聞くことですので、こういう会が、一歩足を踏み出すきっかけになるといいなと感じています。

現在、鋭意準備中ですが、
「失語症意思疎通支援事業部」という、派遣・養成事業の事務局のお手伝いをすることになりました。ホームページの作成や、電話相談窓口の設置など、気軽に派遣を受けられるような体制づくりを目指しておりますので、合わせてよろしくお願い致します!