聴き取り練習

「出初式」

こちらは、YouTubeの自主トレ教材でお話していた原稿です。

よろしければ、動画とあわせて、答え合わせ的にご活用いただけたら幸いです。

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大垣市の出初式についてです。

出初式というのは、消防関係の新春恒例行事です。

大垣市では毎年第2日曜日に、市役所に近いところにある水門川という川沿いの通りで開催されています。

水門川は大垣城の周りを囲うように流れていますが、これは元々がお掘として築かれた川だからです。この水門川沿いにある「船町」というところには、住吉燈台という、かつて運河としても活用されていた水門川の燈台が残っていて、松尾芭蕉の『奥の細道』の結びの地としても有名です。

水門川をたらい型の舟でくだる「たらい舟川下り」は、大垣市の観光スポットとしては欠かせない名所です。

また、最近では映画『聲の形』の舞台としても脚光を浴びていて、いわゆる「聖地巡礼」として訪れる観光客も多いようです。

さて、出初式に話を戻しましょう。

毎年1月の第2日曜日に開催されていた大垣市出初式は、2020年1月を最後に、新型コロナウイルス蔓延の影響で、中止が続いていました。今年は、3年ぶりの開催となります。

出初式というと、東京消防庁の出初式などは、テレビやインターネットでも話題になっていますが、さすがにそこまで大規模なものではありません。

出初式と言えば、「はしご乗り」に代表される演舞をイメージされる方も多いかもしれませんが、大垣市ではそれらは今は行われていなくて、大きく3つの内容からなっています。

1つめは、検閲。

2つめは、一斉放水。

そして3つめは、行進です。

実は行進の後、会場を移して、功労者などに対する表彰を含めた式典が行われますが、こちらは屋内になることもあり、人数を制限して役職者などだけの参加になるので、一般にはこちらの行進までが、一般の方々にとってはなじみ深いのではないかと思います。

1つめの検閲というのは、水門川沿いに大垣市内の消防団員などが整列し、その前を大垣市長や来賓の方々などの検閲者が列を組んで歩き、整列した団員の様子を見ながら通過します。

検閲が終わると、消防団のラッパ隊の合図で中央のくす玉がわれ、合わせて消防車のサイレンとともに水門川に向けて大垣市内の消防団25分団の消防車が一斉に放水します。
水門川に沿って上がる水柱は、さすがに圧巻です。

放水が終わると、消防団員と、各分団に所属する消防車が隊列を組んで、行進を行います。

それぞれの分団には、ポンプ車1台と、機材等を運搬する積載車が1台配置されていますので、車両だけでも50台の行進です。なかなかの迫力なのではないでしょうか。

例年、1月のこの時期はとても寒いので、防寒対策がとても重要です。

わたしも、久しぶりの出初式参加だったので、どれくらい寒いかなど、記憶がおぼろげだったこともあり、重ねに重ねて、もこもこに着込んで臨みました。

ポイントは足元の防寒対策です。

消防団員は「コンバットブーツ」という底の分厚い、釘などの踏み抜き防止用の靴を支給されていて、当日もそれを履いているのですが、いくら底が厚いといっても、真冬のアスファルトの冷え込みは厳しく、長時間の外での活動には堪えます。

今まで、靴用のカイロなどを仕込んで臨んだこともありますが、今年は寒いとはいえ比較的穏やかな気候だったので、厚手の靴下の2枚重ねでなんとか乗り切りました。

新型コロナが、まだまだ猛威を振るっているものの、様々な行事・活動が徐々に再開されたり、あるいは対策の仕方が検討されて形を変えて始まったりしてきています。

消防団の活動も、徐々に復活してきておりますので、一団員としては気が重いところではありますが、必要なことだとは思っていますので、なんとか折り合いをつけて頑張らなくてはいけないなあと感じています。

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第1問 大垣市の出初式は、どこで行われるでしょう

第2問 大垣市の出初式は、今年は3年ぶりの開催でしたが、それはなぜでしょう?

第3問 大垣市の出初式の内容は、何があったでしょう?

第4問 大垣市の消防団は、全部で何分団あるでしょう?

第5問 私(日比)が行っている防寒対策の一番のポイントはなんだったでしょう?