聴き取り練習

「聞き取り」の練習教材をアップしました!

YouTubeというのは、10分の動画を作るのにもなかなか手間のかかるところで、これを以下に効率的にするかというのがキモなのです。

が、今回は新しい試みの動画だったので、トータルで1ヵ月くらいかかってしまいました。

うまくパターン化できれば、シリーズ的に作りたいと思っていますが、まだ試作段階の感が否めず、なんだがごちゃっとしている様相でもありますがご容赦ください。

今回は「聞き取り」の練習動画です!

動画の中や、概要欄にも開設してありますが、問題自体はシンプルで、4枚並んだ写真の中から、聞こえた写真を選ぶというもの。

ですが、ただ音を流すだけではつまらないので、音声を少し加工しました!

まず前半。「300Hz以下」に周波数帯域を絞っています。高い周波数帯域はフィルターをかけてカットしてあります。これは、いわゆる「子音」の要素となる部分をカットしたということで、母音や抑揚などの比較的低い周波数帯域に絞った音声になっています。

そして、後半はその逆で、「3000Hz以下」の音声をカットしてあります。子音などの要素となる高い周波数帯域の音声が中心になっています。

どちらも、とてもとても聞こえにくいので、初めはびっくりするかもしれませんが、これは何の練習かことばを要素的に捉える練習です。

・長さ

・イントネーション

など、ことばを構成する要素は様々なものがありますが、失語症になってことばを聞き取ることに苦手意識を持ってしまうと、どうしても「全部聞き逃さないぞ!」という意気込みが強くなりすぎてしまうきらいがあります。

ことばの部分的な特徴を、流し聞きできるようになることは、例えば雑音が多いような環境での聞き取りにもつながるでしょうし、「聞く」ことに対するエネルギーを、少し省エネ化することが大きな目標です。

なので、あまり「よし、聞くぞ!!」と意気込みすぎずに、楽な気持ちで聴いてみてください。そして「うーん、わからん!」と割り切ることも、全然アリだと思います。

話すことにせよ、聞くことにせよ「パーフェクト」を求めすぎないことで、肩の力が抜けて逆に良いパフォーマンスが生まれるという事は珍しいことではありません。

ちょっと、変わったトレーニングではありますが、物珍しい自主トレ教材として、是非、気軽にご活用ください♪