ことだま日誌

10/10(月・祝)やすらぎの会

9:20~11:50 東海学院大学講義

全5回の授業も、早いもので今回でもう3回が済みました。
残り2回かと思うと、名残惜しくも感じますね。
今回は様々な構音障害の音声を、実際に聞いてもらいながら、タイプ別の発話の特徴を耳で感じてもらうということが大きな目標でした。

実際に現場に出て患者さんの声を聴いた時に、特徴的な症状を、それと気付けなければ折角の知識も臨床につながりませんので、サンプルCDではありますが学生の皆さんの中のサンプルの一つとしてチェックしてもらえたらと思います。

13:00~15:00 若い失語症者のつどい「やすらぎの会」

なんと3年ぶりなのだそうです。長い長いコロナのトンネルを耐え凌ぎ、ようやく開催にこぎつけた事務局の皆さんに、脱帽でした。

「やすらぎの会」は、前職の徳洲会時代からお世話になっていた、失語症の当事者さんとご家族の皆さんによる集まりです。お互いの近況報告をしあったり、ちょっとしたゲームで盛り上がったり。

決して真新しい活動をしているわけではないですが、当事者さんたち自身が自ら考え、運営しているその場は、お互いを励ましあい、勇気をもらえる「ホーム」のような場所なのだと思います。

今回は、久々の再開を喜び合いながらの近況報告と、スポーツの日にちなんでの「ボッチャ」体験会。いやはや、これが大盛り上がりで、かなりの白熱バトルとなりました。観客目線でも楽しかった!

今までは、一個人としての参加でしたが、今回は失語症意思疎通支援事業の、団体派遣の一員として参加。直接的な支援は会話パートナーの皆さんが入ってくれましたので、私はさらにそのお手伝いという位置づけでしたが、普通に楽しんで参加してしまいました(^^;)

コロナ・パニックをきっかけに、Zoomをはじめとして様々なオンライン・ツールが大きく普及して、とても便利に感じますが、それでもやっぱり、リアルに対面し、一堂に会するということの温もり感は、圧倒的だなと感じました。

これから、この輪が再び広がっていくことを願っております。。

こちら、直接は関係ありませんが、会場近くの図書館。メディアコスモスといいます。